読書量と学習

読書テクノロジー

ベネッセ教育総合研究所が、面白い実験レポートのサマリを公開していました。

benesse.jp

どういう実験かというと、子どもの読書量の違いが学力の違いに影響を与えているかどうかを調べたというものです。さすがベネッセさん。毎月36万人が利用する電子書籍サービスを使って調べたのだとか。

結果は、簡単にまとめると「読書量が多い子どもほど、学力を伸ばしている」ということらしいです。なんとなく理解できる事柄が、定量的に示された結果となりました。特に、算数においては読書量の多い子と少ない(なし)の子で、偏差値が4.8ポイントも開いたとか。ベネッセでは、この結果について、次のように述べています。

「算数」の学力変化において特に影響が見られた理由としては、読書量の多さが「文章中に与えられた問いや条件を読み取る力」を高めていることや、読書習慣によって学習習慣が整い、「積み上げ型」の問題(計算問題など)の点数向上にプラスの効果をもたらしたことなどが推察されますが、はっきりとした要因を突き止めるためにもさらに分析を重ねていく予定です。

因果関係が推察されるけど、まだはっきりしないので突き止めますとのこと。これは楽しみな研究になりそうです。そういえば昔、親に「国語ができれば他の科目は何でもできる。数学だってそうだ。なぜなら問題の意図を正しく理解できるのだから」と、数学の出来の悪さを慰められたことを思い出しました。

余談はさておき、読書による効果は今後の追実験で明らかになると期待して、、、世の中では同様に読書の効用を謳う情報がある反面、「読書離れ」に関するニュースや報告も多く存在しています。

文化庁によれば、1か月に本を1冊も「読まない」と回答した人が47.5%いたそうです。

全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)が2019年2月に発表した「第58回学生生活実態調査」では、1日の読書時間が0分という大学生が半数にのぼっています。

www.koukouseishinbun.jp

プレジデント誌が企業の管理職・役員1000名に行われたアンケート調査では、その約4割が月に1冊未満、ほとんど読まないと回答しています。

president.jp

仮に、読書量の多さが学力に影響するという効果が大人にも適用されるとするならば、「読書の効用が明らかなのに、読書離れが進んでいる」という不思議な現象が見えてきます。これは読書好きにとってみたらひとつのチャンスなのではないでしょうか。世の中の人たちが読書から離れていく中で、読書の効用を存分に享受して、かつ、読んでない人との差別化を図れる可能性があるのです。

では、限られた時間を有効活用すべく、数多ある書籍の中から、効果的に読書の効用を得るにはどうしたらよいか。doksyo-tekは立花隆さんの読書法に注目しています。

つまり、たくさんの書籍から自分に最適な一冊なんて選べない(AIの進化で選べる時代が来るかもしれないけど)。だから、とにかく当該のジャンルの本をたくさん/ざっと/メモなど取らずに読む。読む。読む。そうすることで多角的にその分野が立体的に見えてくるのだとか。これ、大変そうに見えて、あれこれ選ぶ時間や丁寧に読み込んだ気になる時間、メモを取る時間などを考えたら、トータルのコストパフォーマンスは一番いいのではないかと思うのです。

読書には学力を伸ばす効果がある、読書離れが進んでいる、そんなニュースから考えたことをつらつらと書き連ねてみました。当該のジャンルなんてなんでもいいんだと思います。仕事や学業に関する内容、生活に関する内容、単なる興味。doksyo-tekもサクッと気になるジャンルの読書をして、読んでない人と天地の差をつけちゃおうと思っています。

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